マイルスディビスが1972年から使用していた同タイプのカスタムマウスピースです。
ホルトンハイムモデルのようにリム外側エッジがラウンドになって唇でグリップしやすいデザインです。
内径サイズはバック12〜10-1/2の中間くらいです。
アンカーグリップタイプのため外径サイズはバック12くらいに感じます。
リムはセミラウンドで厚みはややうすめです。
カップはV型で深さはバックBくらいです。
スロートは#27(3.66mm)くらいです。
バックボアはワーバートン5くらいです。
マイルスが使用していたようにマウスピースがやや曲がっています。
マイルスのものより曲がりが浅いのでノーマルのマウスピースと違和感があまりありません。
ベンドしているマウスピースはマイルスが有名ですがチャックフィンドレー、
ショーティーロジャース、ドンエリスなどマイルス以外にも愛用しているプレイヤーは多いモデルです。
マウスピースからの上唇の圧力を分散することでバテにくくハイノートのコントロールも
楽になるという効果もあります。
ベンドしていることにより楽器の角度がやや上向きとなりより肩に力が入りすぎず自然に
楽器をセッティングことができます。
レスポンスが良く芯のあるディープな鳴りがします。
Vカップですが小さめのリム、細めのバックボアのため息が取られる感じがなく
コントロールが楽な吹奏感です。
マーチンコミッティーとの組み合わせなどマイルスフリークの方におすすめです。 |
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