ジョンファディスモデル
ハイノートプレイヤーの憧れの的ジョンファディスのモデルです。
刻印はKANSTUL ANAHEIM.CA.S FDSです。
S(シルキー)のFDS(ファディス)を意味するようです。
ファディスについてはこちらで演奏をチェックすることができます。
現行のカタログにはなくカスタムモデルのようです。
サイズはバック101/2〜12の中間くらいです。
リムはフラットで厚めです。
口あたりがソフトでハードプレスでも痛くなりにくいデザインです。
リム内側のえぐりが2段ある特徴のあるカップです。
カップは合計3段になっていて1段目はリムからカップへ垂直に落ちています。
2段目は小さくすぐに3段目のカップになっています。
3段目のカップはゆるやかなボウル状で深さはバックFくらいです。
スロート手前が太くなっていてダブルカップ状です。
スロートは#28(3.57mm)です。
スロート直線部分が長めです。
ブリリアントなハイノートと低音域がバランスよく出るようにデザインされたマウスピースです。
密度の濃いフォーカスのしっかりした音がします。
現代のさまざまなアイデアが満載されたマウスピースです。





7EW
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルモジュラーマウスピースです。
外径サイズがバック1-1/2Cに近く感じるためピッコロトランペットなどへの持ち替えで人気のある型番です。
内径サイズはバック10−1/2くらいです。
ワイドクッションリムでリム頂点がやや内側にありリム外側エッジがラウンドになっています。
やや厚めで口あたりがソフトなリムのためハードプレスしても痛くなりにくいデザインです。
カップはバックEで浅めです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
レスポンスが良く全音域バランス良く鳴るマウスピースです。
特に高音域の演奏が楽なデザインです。
ハイノートや長時間ハードな演奏を要求される方にもおすすめです。
カンスタルのバックボアだけではなくワーバートンのバックボアも使用できます。





B10−1/2C
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルモジュラーマウスピースです。
現行バック10-1/2Cのコピーモデルです。
BはB(バック)の意味です。
サイズは現行バック10-1/2Cとほぼ同じです。
リムは現行バック10-1/2Cよりセミフラットで厚めです。
口あたりがソフトでハードプレスしても痛くなりにくいデザインです。
カップは現行10-1/2Cよりやや深めです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
レスポンスが良く全音域バランス良く鳴るマウスピースです。
カンスタルのバックボアだけではなくワーバートンのバックボアも使用できます。





BMV3C
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルモジュラーマウスピースです。
1953〜1961年にニューヨークマウントバーノンで製作された
マウントバーノンバック3Cのコピーモデルです。
BMVはB(バック)M(マウント)V(バーノン)の意味です。
サイズは現行バック3Cとほぼ同じです。
リムは現行バック3Cよりセミフラットで厚めです。
とても口あたりがソフトでハードプレスしても痛くなりにくいデザインです。
カップは現行バック3Cよりやや深めです。
スロートは#27(3.66mm)よりやや細めです。
レスポンスが良く全音域バランス良く鳴るマウスピースです。
カンスタルのバックボアだけではなくワーバートンのバックボアも使用できます。





M−MFU
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルマウスピースです。
モネのメナードファーガソンモデルSTC−1 MFUを元に製作されたようです。
トランペット界の「ボス」ことメナードファーガソンのシグネチャーモデルです。
重さが124gです。
リム内径サイズはバック10-1/2〜12の中間くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
ファーガソンモデルはリム内側エッジがないのが特徴ですが
MFUにはリム内側エッジがあるため幅広いプレイヤーに支持されています。
カップはバックFくらいです。
スロート手前が太くダブルカップ形状になっています。
カップ内は研磨をしていなくメッキ前の状態を保っているのが特長です。
スロートは#24(3.86mm)でモネMFUよりやや細めです。
スロート内部は円錐形でやや長めで高音域が安定するデザインです。
バックボアはワーバートン3くらいでモネMFUよりやや太めです。
レスポンスがとてもよくブリリアントでスピード感のあるサウンドです。
コントロールが楽で特にハイノートが楽なデザインです。
高音域での音のつぼがはまりやすくピッチが安定するデザインです。





M-B4FL
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルマウスピースです。
モネのフリューゲルマウスピースを元に製作されたようです。
オールドケノンなどに合うケノンシャンクです。
シャンクの先は9.8mm、シャンク根元は10.5mm、長さは28.0mmです。
シャンクの途中からストレートシャンクになっています。
サイズはバック5くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
カップはゆるやかなV型で深めです。
スロートのストレート部分が長めで高音域が安定するデザインです。
息の入りがよくトランペットと同じくらいの音量で豊かなサウンドがするマウスピースです。
ピッチコントロールがとてもよくローからハイまでバランスがよいモデルです。
フリューゲルらしい正統派で豊かな響きがします。





10F ケノンシャンク
モネ、ワーバートン、ボブリーブスなどのコピーモデルを製作しているカンスタルマウスピースです。
旧タイプジャルディネリ10Fをベースに製作されたマウスピースです。
オールドケノンに合うケノンシャンクです。
シャンク先端は9.0mm根元は10.4mmくらいです。
コルネットくらい細めでヤマハ、バックなどのアメリカンシャンクには合いませんので
ご注意ください。
サイズはバック7〜10-1/2の中間くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
そのため口あたりがソフトです。
カップはVカップで深さはバックAくらいです。
フリューゲルらしい芯のある太くウォームな音で鳴りが良いです。
良い時代のジャルディネリを再現できています。





BNY12C
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルモジュラーマウスピースです。
1921〜1953年にニューヨークでヴィンセントバック自身が製作していた
ニューヨークバック12Cのコピーモデルです。
サイズは現行バック12Cよりわずかに大きめです。
リムは現行バック12Cよりセミフラットで厚めです。
とても口あたりがソフトでハードプレスしても痛くなりにくいデザインです。
カップは現行バックCよりやや深めです。
スロートは#28(3.57mm)です。
レスポンスが良く全音域バランス良く鳴るマウスピースです。
カンスタルのバックボアだけではなくワーバートンのバックボアも使用できます。





C.G.PERSONAL
ハイノートヒッターで名クリニシャン・クラウドゴードンモデルの
シグネチャーモデルC.G.PERSONALです。
刻印はハンドハンマリングです。
重さは軽めの78gです。
サイズはバック7〜10-1/2の中間くらいです。
リムはセミラウンドでややうすめです。
リムの外側エッジがラウンドでグリップ感が良いです。
カップはバックB〜Cの中間くらいです。
スロートは#21(4.04mm)くらいです。
バックボアはワーバートン10くらいです。
息の入りが良くとてもふとく暖かな音がします。
フリューゲルのようなウォームなサウンドです。
プロのオーケストラプレイヤーも愛用しています。
コンボ、ソロにもおすすめです。




BNY10−1/2C
デジタルスキャンでコンピューター制御の研削機械で製作されたカンスタルモジュラーマウスピースです。
1921〜1953年にニューヨークでヴィンセントバック自身が製作していた
ニューヨークバック101/2Cのコピーモデルです。
リムは現行バック101/2Cよりリムがフラットでやや厚めです。
とても口あたりがソフトでハードプレスしても痛くなりにくいデザインです。
カップは現行バックCと同じくらいです。
スロートは#28(3.57mm)です。
レスポンスが良く全音域バランス良く鳴るマウスピースです。
カンスタルのバックボアだけではなくワーバートンのバックボアも使用できます。





ロディッティーモデルC
ロータリートランペットを自在に操りパキートデリベラとの共演で人気のあるクラウディオ ロディッティーのシグネチャーモデルです。
実際に本人が開発のため使用していたマウスピースです。
サイズはシルキー22くらいで市販のマウスピースでは最大クラスです。
リムはセミフラットでややうすめです。
リム内側エッジにえぐりがあります。
そのためリム内壁に唇が触れにくいのでバテにくいデザインです。
カップはボウル状で深さはバックAくらいです。
スロート手前のショルダー部分にメッキはげがありなだらかに加工されています。
スロートは#21(4.04mm)くらいです。
バックボアはワーバートン10くらいです。
とても豊かでオーケストラでも使える太くふくよかな正統派な響きがします。